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■ ホソミイトトンボ   20.11.6

風・気温ともに厳しくはないが、曇り空で気持ち良い秋の日とはいえない。鳥も蝶も姿が見えない。

きのう、鳥撮り用の重いカメラに加えて、軽いコンデジを持って出た。そのおかげで、まさかの「ホソミイトトンボ」を撮影できた。
初夏の出現情報を聞いて「いつか撮影してみたいものだ」と思っていたイトトンボです。「越冬型」と呼ばれる、枯れ葉色をした個体を見た時には「今の時期、何トンボ?」と思ったほどの未知のトンボでした。


ホソミイトトンボ ♂ 越冬型   20.11.5   CANON PowerShot G7X 8.8-36.8mm(trimming) ISO800 1/1250,F7.1
■ ホソミイトトンボ   20.11.6_e0339873_17250068.jpg
        すこし上方からのショット
■ ホソミイトトンボ   20.11.6_e0339873_17250141.jpg
        すこし近づいた横からのショット


眼球紋と雄の標
■ ホソミイトトンボ   20.11.6_e0339873_17250180.jpg
        眼球紋が繋がっている様子と、腹部の雄の副性器の膨らみが見えます。
        また、眼球の横縞模様がおもしろいです。


        ホソミイトトンボについて、ホタルの独り言 Part 2 さんの解説が詳しかったので借用させていただきます。

        ホソミイトトンボは、国内では唯一、夏型と越冬型の季節型があるトンボでもある。 
        夏型は、体長28~34mmでやや緑がかった淡青色の体色で、6月頃から見られ、9月頃には姿を消す。
        夏型が産卵にしたものが越冬型として盛夏頃から羽化し、そのまま成虫で冬を越し、
        翌年の5月頃に産卵するまで生き延びるのである。
        越冬型は、体長が33~37mmと夏型よりも大きく、羽化後は淡青色の体色だが、
        11月を過ぎ、植物が枯れ始めると茶色に変化する。
        越冬後は、徐々に体色が青色になっていき、繁殖時期である5月になると、
        濃い青色へと変化するという特徴がある。


by higirinikki2 | 2020-11-06 17:44 | 舞岡公園の虫 | Comments(0)
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