カテゴリ:舞岡公園の虫( 270 )

■ ホタル 3種   17.6.16   (オバボタル、ムネクリイロボタル、クロマドボタル)

すこし蒸し暑い日に。涼しい風の下の散策はよいが、草葉が揺れて撮影には邪魔だ。シャッターを押す時だけ静まってくれるといいのだが。

夜に光るホタルを昼間みつけるのは難しく、今年はまだ出会っていない。今日のクロマドボタルとの出会いで、昼行性のホタル3種を紹介できることになった。
生態の説明については、東京にそだつホタルより引用させていただきました。


オバボタル   17.6.1    FUJIFILM X-S1 24-624mm(相当) ISO1600 1/400,F8
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        体 長:オス 約 8ミリ、メス 約 10ミリ / 分 布:本州、四国、九州
        オバボタルは低山地の里山等に生息し、昼間に活動する。
        幼虫は陸生で雑木林の朽ち木の下等で生活し、ミミズなどを食べている。
        成虫は7月頃に発生する。
        前胸背板はヘイケボタルの模様に似ているが、触覚が発達しフェロモンによる配偶行動である。
        発光器があり、羽化直後はよく発光するが、その後はほとんど光ることはない。


ムネクリイロボタル   6.2    〃 1/160,F8
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        体 長:オス 約 6ミリ、メス 約 7ミリ / 分 布:本州、四国、九州
        ムネクリイロボタルは低山地の里山等に生息する。
        幼虫は陸上で生活し、オカチョウジガイ等をたべている。
        成虫は7月頃に発生し、複眼は小さく、触覚が発達している。オスの触覚はくしひげ状になっている。
        発光器は第7節に1対ある。


クロマドボタル   6.16    〃 1/125,F8
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        体 長:オス 約 10ミリ、メス 約 15ミリ / 分 布:本州、四国、九州
        クロマドボタルは低山地の里山等に生息し、幼虫は陸上で生活する。
        成虫は6月下旬頃に発生する。オスは、黒色で前胸背板の前縁に透明な窓があり、
        メスは淡黄色で翅が退化している。
        配偶行動はフェロモンによるが、オスの成虫は夜間に発光することが観察されている。
        幼虫は、冬季を除いてよく発光する。
        また幼虫は各節の紋にいくつかの型があり、地域によってある程度の特徴を持っているようである。


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by higirinikki2 | 2017-06-16 21:25 | 舞岡公園の虫 | Comments(0)

■ シジミチョウ 3種   17.6.15   (ルリシジミ、ヤマトシジミ、ウラギンシジミ)

今日も梅雨の晴れ間? 上着を着ても暑くなく、午後一から母校の会議室を借りて大学同級のM君の「昭和天皇と今上天皇の戦後」と題するレクと、15人ほどのクラス仲間の質疑・討議を「聴いて」きました。
「自分は研究者ではない」と断るM君でしたが、こちらは理解するのが精いっぱいで議論にはなかなか入っていけませんでした。ひさびさに学究ムードを味わった半日でした。

里山の草地では、ルリシジミが至る所で白い姿で飛び交い、時折り集団で吸水するなど盛りの時期です。ここ2~3日になってヤマトシジミの姿も見え始めている。また、大型のシジミチョウのウラギンシジミ♂の開翅姿も見られた。


ルリシジミ  17.6.5   FUJIFILM X-S1 24-624mm(相当) ISO400 1/400,F8
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        時折り見せる表翅は薄青色の♂がほとんど。黒味がかかった♀の開翅姿が見えない。


ヤマトシジミ  6.7   〃  ISO400 1/160,F7
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        まだ出始めたばかりで、開翅姿が見えない。


ウラギンシジミ  6.14   〃  ISO320 1/200,F5
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        表と裏の翅の色や紋様の対比は、目を奪うものがある。

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by higirinikki2 | 2017-06-15 20:47 | 舞岡公園の虫 | Comments(0)

■ キイロサナエがいた!   実はコオニヤンマでした   17.6.13

暦の上では「入梅」は6月10日頃とある。今日は、ようやく梅雨らしいしとしと雨が降っている。昨日、今日と散策なしの休養日。もっとも昨日は高校同期のC君の葬儀に出かけてきたが。

さて、今年はヤマサナエの姿をよく見かける。さきおとといも、何の気なしにその姿を記録していた。ふと「絶滅危惧Ⅰa類」に属するトンボで、ヤマサナエによく似た「キイロサナエ」という種がある、ことを思い出して画像を点検してみた。

いろいろ点検、ご苦労様でした。「コオニヤンマ」であることが判明しました。
では、点検のあとをご覧ください。


キイロサナエ ?  17.6.10   FUJIFILM X-S1 24-624mm(相当) ISO800 1/250,F8
e0339873_15445361.jpg
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        斜め下方から、すこしづつ背面上方へと角度を変えて撮っている。


        では、典型的なヤマサナエの姿を見てみよう。

ヤマサナエ  07.5.26   PENTAX istDs 100mm/macro ISO400 1/250,F8
e0339873_16015061.jpg



この2種を識別する特徴は、次の3点があるようです。

                          ヤマサナエ       キイロサナエ
1.胸部側面の2本の黒条              しっかり繋がっている  途切れる
2.翅胸前面の黄色斑                下方で幅が広い     細くL字状
3.尾部付属器の下付属器が上付属器より       短い          長い


では、上の2種のトンボではこの特徴がどう現れているか見てみよう。 

1.胸部側面の2本の黒条

     ヤマサナエ     
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     キイロサナエ?   位置が悪く特徴が判然としない   
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2.翅胸前面の黄色斑

     ヤマサナエ     
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     キイロサナエ?   違いがはっきりと判る    
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3.尾部付属器の下付属器が上付属器より短いか長いか

     ヤマサナエ     
e0339873_17485436.jpg

     キイロサナエ?   これも画像の違いがはっきりと判りにくい   
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以上の通り、翅胸前面の黄色斑の特徴ははっきりとしているが、他の2つの特徴が画像では確認できないのだが、
結論としては、「これはキイロサナエと思いたい」

「タケクン」さんより「コオニヤンマ」であることをご指導いただきました。
「タケクン」さん、「ありがとうございました。
次にそれらしい個体に出会えたら、もっと詳細に観察できるように撮影をしたいものです。
 
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by higirinikki2 | 2017-06-13 18:30 | 舞岡公園の虫 | Comments(2)

■ 産卵するトンボ 3種   17.6.12   (シオカラトンボ、シオヤトンボ、ショウジョウトンボ)

谷戸田に水が張られて稲の早苗が風に揺れる頃になると、田んぼの上では縄張りを主張する各種のトンボの ♂ が忙しく飛び交っている。
たまにやってくる ♀ を追いかけ、首尾よく交尾できれば「ジャミ」になって飛び、茎のもとにとまる。
離れた ♀ は、♂ がパトロールする水面近くで卵を産み落とす。


シオカラトンボ   17.6.11   FUJIFILM X-S1 24-624mm(相当) ISO800 1/640,F8
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        早苗のもとにとまって、ゆっくりと交尾するシオカラトンボのペア。
         この後、♂がパトロールする水面で♀は産卵することになる。


シオヤトンボ   5.2   〃  ISO400 1/400,F8
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        春先一番に姿を見せるトンボです。
        代掻き前の田んぼ水面で産卵していた。
        周囲をパトロールする♂を写しこむことができませんでした。


ショウジョウトンボ   6.11   〃  ISO800 1/480,F8
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        産卵する♀、少し上空を飛ぶ♂のペアです。忙しく場所を変えるので追随するのが難しいのです。
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        ペアを作れない♂。羽化直後のようで綺麗な姿を見せていた。


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by higirinikki2 | 2017-06-12 17:03 | 舞岡公園の虫 | Comments(0)

■ シャチホコガ幼虫   17.6.11

梅雨はどこえやら、曇り空ながら散策日和。谷戸田では多くのグループが最後の田植えと草取りで賑やかだった。

この頃よくお会いするKoさんにシャチホコガ幼虫の所在を教えられた。今シーズン3回目の出会いです。


シャチホコガ幼虫   17.5.25   FUJIFILM X-S1 24-624mm(相当) ISO400 1/100,F8
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        薄暗い木の下道のの木柵の上を歩くシャチホコガ幼虫。中齢幼虫のように見えた。
        フラッシュを焚いたのでちょっとギラついて見える。


   5.28   〃  1/60,F8
e0339873_11570315.jpg
        ヤマグワの茎にぶら下がって(しがみつく?)いた。
        黒っぽく見えるのは個体差かな?


   6.11   〃 ISO800 1/100,F8
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        Koさんに教えられた。かなり終齢に近づいているようだ。
        4本の腹脚がしっかりと茎(葉?)を掴んでいる。長い2,3番目の胸脚は獲物を捕らえるのでしょう。
        因みに、1番目の胸脚は短くて隠れている。

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        下左に見える葉でちょっかいをかけてみると・・・2,3番目の脚で払いにかけてきた。
        驚いたのは、画面中央に見える黒い半月形の模様です。
        なんと脅しの擬眼で、平常は上の写真のように目立たない形をしています。
        驚いた私は、引っかかった訳です。


        (再掲になりますが)丁寧な観察記録を見つけました。  シャチホコガの威嚇ギミック!? 「星谷仁のブログ」より


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by higirinikki2 | 2017-06-11 17:43 | 舞岡公園の虫 | Comments(0)

■ 交尾 3態 (3)   17.6.10   (ハナアブ、ホソヒメヒラタアブ、ムシヒキアブ)

真夏日を思わせる暑い日。ゼフ探しは諦めた方がよいようだ。

交尾 3態はアブです。


ハナアブ   17.5.31   FUJIFILM X-S1 24-624mm(相当) ISO800 1/160,F8
e0339873_18452376.jpg



ホソヒメヒラタアブ   5.24   〃  1/800,F8
e0339873_18452388.jpg



ムシヒキアブの一種   5.27   〃  ISO1600 1/250,F8
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        意外なことに、ムシヒキアブの種の同定はむずかしいようです。


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by higirinikki2 | 2017-06-10 18:54 | 舞岡公園の虫 | Comments(0)

■ 交尾 3態 (2)   17.6.8   (ホタルカミキリ、キイロトラカミキリ、ヒシモンナガタマムシ)

きのう梅雨入りした。雨は今日の昼時を中心にちょっと降った。夕方、陽がさしたのでミドリシジミの卍飛びを”見て”きた。とても撮影はできなかった。

きのうの続き、同じ柵木にいた甲虫の交尾3態です。


ホタルカミキリ   17.5.23   FUJIFILM X-S1 24-624mm(相当) ISO400 1/100,F8
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        しつこく追いかけ撮影したので、繋がっていないかもしれません。


キイロトラカミキリ   17.5.25    1/500,F8
e0339873_18251331.jpg
        こちらも追いかけすぎたので、繋がりが解けていますね。


ヒシモンナガタマムシ   5.28   〃 ISO800 1/160,F5
e0339873_18252072.jpg
        こちらは大丈夫のようですね。

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by higirinikki2 | 2017-06-08 18:42 | 舞岡公園の虫 | Comments(0)

■ 交尾 3態   17.6.7   (スジグロシロチョウ、カノコガ、セアカツノカメムシ)

「梅雨寒」だろうか?曇り空で気温が低い。フィールドではゼフの姿が見えない。

そんな所で「交尾拒否」で尻を上げているメスに交尾を迫るオスがいた。そういえば、交尾する昆虫の写真が溜まっていることに気づいた。何回かのシリーズを続けます。


スジグロシロチョウ   17.6.7   FUJIFILM X-S1 24-624mm(相当) ISO800 1/320,F8
e0339873_18104177.jpg
        右側、草の葉の陰で尻を持ち上げて「交尾拒否姿勢」をとっているメス。
        左側、執拗に交尾を迫ってなんとか隣りにくっつこうとしているオスです。

   6.1   〃 ISO400 1/640,F8
e0339873_18104186.jpg
        6日前の画像です。合意して交尾しているペアです。

        「交尾拒否」については、詳しい記事を過去に掲載しています。
        スジグロシロチョウの産卵  07.4.28


カノコガ   6.7   〃  ISO400 1/80,F8
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        逆様にとまっているところを横から撮影しました。綺麗な紋様をしていますね。


セアカツノカメムシ   6.2   〃  ISO800 1/100,F8
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        (チョウのペアの画像がないので、カメムシの画像です)
        ツノカメムシの仲間に会ったのは久しぶりでした。綺麗な姿をしたペアですね。


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by higirinikki2 | 2017-06-07 18:40 | 舞岡公園の虫 | Comments(0)

■ 蛾 3種 (2)   17.6.6   (ウコンカギバ、ムジホソバ、ヨツボシホソバ)

昨日、今日とふだんより早い時間と夕方に散策に出るもゼフに出会えず。ふだんの行いが悪いのか、そもそも時間・天候が合っていないのか。

それにひきかえ、蛾はよく目に入ってくる。


ウコンカギバ   17.6.4   FUJIFILM X-S1 24-624mm(相当) ISO1600 1/160,F8
e0339873_18494136.jpg
        こういう色を「ウコン(鬱金)色」というのか。なるほど。


ムジホソバ   〃   FUJIFILM XQ2 6.4-25.6mm ISO400 1/200,F1.8
e0339873_18494050.jpg
        「無地の細い蛾」?。


ヨツボシホソバ ♂   6.2   FUJIFILM X-S1 24-624mm(相当) ISO1600 1/40,F9
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        ♀ には名前の由来となった4つの黒い星があるのだが、  ヨツボシホソバ ♀   08.6.14
        ご覧のように、♂ にはない。全く別種のように見える。
 
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by higirinikki2 | 2017-06-06 18:59 | 舞岡公園の虫 | Comments(0)

■ 蛾 3種   17.6.4   (ユウマダラエダシャク、トンボエダシャク、シロヒトリ)

快晴、強風の日が続く。午前の散策、夕方の会議、さらにその後の散策と半日以上は公園に関わる。

夕方の散策では、蛾が目立った。


ユウマダラエダシャク   17.6.4   FUJIFILM XQ2 6.4-25.6mm ISO640 1/30,F1.8
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        最近の園内でよく見かける。今が羽化の盛りなのだろうか?
        ひらひら、蝶とは少し違う飛び方をするので目立つこともある

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        翅を立ててとまることもあるのが、「蛾」一般とは違うような気がする。


トンボエダシャク   〃   〃  ISO400 1/50,F1.8
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        今季の初見。白と紺の紋様が日本的に見える。

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        腹を上げて逆さまにとまっている。焦点深度が浅く、翅の紋様がわかりにくいですね。


シロヒトリ   6.2   FUJIFILM X-S1 24-624mm(相当) ISO1600 1/200,F8
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        真っ白な大型の蝶がひらひらゆっくり飛んで葉の裏に逆さまにとまった。
        蝶ではなく蛾だった。肢と腹の一部に真っ赤な箇所があるという。それを見つけて撮影するには位置が悪かった。
        悪名高き「アメリカシロヒトリ」とは別種です。


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by higirinikki2 | 2017-06-04 21:03 | 舞岡公園の虫 | Comments(0)