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■ クロスジフユエダシャクのペア   15.12.15

今日も時折り陽が射すものの、どんよりした曇り空。
風の弱い林の中ではクロスジフユエダシャクの ♂ が、あちこちで飛んでいる。♀ が発するフェロモンを捜しているのだ。

そんな ♂ が草の根元あたりをぐるぐると飛んでいれば、そのあたりでフェロモンが発せられているのかも。
じっと待っていると、枯れ葉の中に潜り込んだ。
ソレっと腰を屈めて目を凝らすと、葉陰に ♂ の翅とその下の ♀ の頭も見えた。見事、早速に交尾をしているペアをみつけたのです。


クロスジフユエダシャクのペア   15.12.15 FUJIFILM X-S1 24-624mm(相当) ISO1600 1/42,F6.4
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■ クロスジフユエダシャクのペア   15.12.15_e0339873_18443082.jpg

        ♀ がしっかりと枯れ葉につかまっているので、指で葉を持ち上げて観察することができる。
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        ご覧のように ♀ の翅は退化してしまっているので、飛ぶことが出来ないのです。
        自分から ♂ 捜しに動けない ♀ はフェロモンを発して ♂ に来てもらうのです。

■ クロスジフユエダシャクのペア   15.12.15_e0339873_1849922.jpg
        撮影を終えて、枯れ葉の表面に乗っている状態で地面に置きました。
        こんな姿でペアを組んでいても、見つけるのは難しいと思います。まして枯れ葉の陰にいるのは無理です。

        ♂ はこれでお役目完了ですが、♀ はこれから、産卵する場所探しという仕事が残っています。
by higirinikki2 | 2015-12-15 18:53 | ・フユシャク | Comments(0)
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